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瀬戸内海の三津湾

瀬戸内海の三津湾

かき筏に向かう船の軌跡が、水鏡のような海をゆり起こし、三津湾の一日がはじまります。広島県沿岸のほぼ中心に位置する瀬戸内海の三津湾は、野呂山水系のミネラル豊富な河川水と海水が混じり合い、古くから真珠の養殖も行われてきました。それほどまでに美しい海は、日本一のかき生産量を誇る広島県のなかでも、ひときわ清浄な「生食用かき採取海域」に指定されています。 この海に学び、この海がもたらす恵みに感謝しながら、私たちは60年にわたってかきと向き合い続けています。水の清らかさ、潮の流れ、海の深さ、干満の差などを見極めて、養殖の拠点とかき打ち場を安浦に置き、加工場を湾内に浮かぶ大芝島に。三津湾だからこそできる、理想のかきづくりを追求しています。

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清浄な海域の証

広島県では、かきを養殖する海域の調査を行い、大腸菌群最確数が海水100ml当たり70以下の海域を「指定海域※」と定めています。三津湾の数値は1.8未満(令和元年度水産衛生対策事業概況 令和元年度11月かき養殖海域調査結果より)で、生食用かきの加工基準を満たす「指定海域」です。 人工浄化をする必要がない海域で育つ矢野水産のかきは、水揚げしたその日のうちに、むきたての鮮度を保ったままスピーディに出荷できます。

※広島県の海域は、採取したかきをそのまま生食用として出荷できる「指定海域」、人工浄化して生食用かきとして出荷できる「条件付指定海域」、加熱調理用かきしか出荷できない「指定外海域」の3つに区分されています。

三津湾

周辺環境

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野呂山

三津湾

満潮時の抑制棚

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