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かきの養殖は、7月から8月にかけての「採苗」からはじまります。目利きした種苗は、干満差を利用した棚で抵抗力をつける「抑制」を経て、通し替えをした垂下連を筏に吊るす「本垂下」で育成。約2年かけて、じっくり育てます。筏に使う竹の太さや組み方にも、かきづくり60年の知識と経験が生かされています。
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育成期間中は、潮を読んで筏の向きを変えるなど、わが子を育てるように手をかけています。海の状態は日々変わるため、かきにとってベストな環境は何か。つねに考え、実践しています。自然と人間が五分五分の力を発揮しなければ、より良いかきはできません。こうして育てたかきの収穫期を見極めるのも、私たちの仕事です。
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収穫したかきは、安浦工場でかき打ちをして、大芝島の加工場へ。その日に水揚げしたものを、その日のうちに出荷できる体制を整えています。加工場は、厳正な「矢野水産の管理マニュアル」に基づいて運営しています。
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1、収穫
早朝、収穫期を迎えたかきを、養殖場の筏から水揚げします。
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2、殻の洗浄
安浦工場に運んだかきをドラム式のシャワー洗浄機に通し、さらに殻の汚れを人の目で念入りにチェックします。
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3、かき打ち
熟練の技で素早くきれいにかきを打ち出し、むき身にします。
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4、むき身の洗浄
むき身を大芝島の加工場に運び、紫外線殺菌した海水で洗浄します。
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5、選別・計量・袋詰め
機械と人の目で厳重に選別をして、自動で計量と袋詰めをします。
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6、梱包・出荷
氷を詰めた容器に入れ、出荷時まで冷蔵庫で適正に保管します。